『ザ・場面写』 第15回 サイクロプス隊のアイテム

 サイクロプス隊は、さまざまな任務に従事する特務工作隊という立場から、他の部隊とは比較にならないほど多数の装備を、現場の状況に合わせて使用していた。OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』にて彼らが使用する武装の中で、ジオン軍制式のものはハンドガンのヴァルダP08-Mとモビルスーツ・ケンプファーくらいであり、それ以外の爆発物やショットガンをはじめとした携行用の武器に関しては、連邦軍基地への潜入作戦に合わせて、より最適なものをかき集めて使用している。使い慣れた武装の扱いだけでなく、こうした多数のアイテムを難なく使いこなせることも、武器に精通した特務部隊らしい行動と言えよう。
 ちなみに、サイクロプス隊にも部隊章が存在しており、ジオン軍の軍服着用時やケンプファーのマーキングなどでも確認できる。神話などに登場する想像上の生物であるひとつ目の巨人・サイクロプス(Cyclops)の頭文字のCをかたどった中に、ひとつ目を思わせる丸が施されている。これも、サイクロプス隊にとってはなくてならないアイテムと言えるだろう。
 U.C.HARDGRAPHでは、両軍に採用された小火器の設定の検証と立体化も厳密に行われており、それらの詳細は今後、別の機会に紹介していきたい。

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