『ザ・場面写』 第10回 武器

 地球連邦軍の歩兵や衛兵などの一般的な兵士の基本装備となるのがアサルトライフルだ。地球連邦軍が採用しているアサルトライフルは、数種類が確認されているが、一年戦争後期にはM-72A1と呼ばれるタイプが一般的となっている。しかし、地域や支給時期による違いで、マガジンの位置が異なる別のアサルトライフルも使用されている。
 また、モビルスーツパイロットや下士官、将校などが護身用として携行しているM-71 A1と呼ばれるオートマチックタイプのハンドガンが存在する。このM-71A1ハンドガンは、時期や地域を問わず、連邦軍内部において広く装備されている名銃である。
 このM-71A1ハンドガンとM-72A1アサルトライフルは、まさに連邦軍を代表する携行武器であり、アニメ本編においてもその姿を目にすることが多い。
 しかしその一方で、一年戦争における歩兵たちによる戦闘の詳細は、アニメ本編中ではほとんど描かれておらず、歩兵分隊の装備となるとその細部設定は不明であった。
 『U.C.HARDGRAPH』では、一年戦争における歩兵の装備の再検証を行い、新たに分隊支援機関銃としてM-299を加えることで、歩兵分隊の基本装備を補強。武装や細部の設定をより詳細に掘り下げることで、今までのガンダムワールドでは日の当たることがなかった歩兵分隊をよりリアルに描きだしているのだ。シリーズオリジナル設定として立体化された連邦軍歩兵分隊『地球連邦軍 対MS特技兵セット』の兵士たちの姿は、今まで見えなかったガンダム世界のミリタリー観を広げて、さらなるドラマを想像するきっかけになってくれるだろう

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