『ザ・場面写』 第5回 ランバ・ラル隊

 ガルマの仇討ちのために地球に降り立ったランバ・ラルが率いていたホワイトベース追撃隊。『機動戦士ガンダム』第12話「ジオンの驚異」で初登場し、第21話「激闘は憎しみ深く」まで活躍した。グフと2機のザクというモビルスーツに加え、カーゴ、マゼラアタック、キュイなどの兵器を運用しており、兵士の総数こそ不明だが、副官であるクランプをはじめ、1個中隊程度の規模はあったと思われる。ホワイトベースを襲撃した際には、特殊部隊が得意とするゲリラ戦においてその力をいかんなく発揮した。軍によって編成された部隊ながら、指揮官のラルへ寄せる信頼度、忠誠度は高く、その関係性がドラマを盛り上げた。そして、“敵ながら心根は悪くない人たち”という彼らの描かれ方が、“気骨あるジオン軍人”というジオン軍人全体のイメージをより強く印象付けたのは間違いない。

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